3本肢チワワ、グレースの旅立ち

▲悪質ブリーダーに捨てられていたチワワのグレース
▲悪質ブリーダーに捨てられていたチワワのグレース

この夏、片肢の無いチワワが協会にいました。

 

協会での仮の名前はグレース、悪質ブリーダーの放棄犬でした。

 

某インター近くに十数頭の犬たちと一緒に捨てられ保健所に収容、殺処分寸前のところで助け出されました。

 

劣悪な環境で子犬を生ませる道具として飼育され、足に怪我をしても治療をしてもらず、左後肢が壊死して痛々しい姿のグレース。

 

協会に来てから一週間は、ブルブル怯えてジッと小さく固まり
与えられたベッドから出てこようとせず、辛くて泣けてくる姿でした。

 

そんなグレースにマッサージを兼ねて、撫でてあげることにしました。


初めて触られた時ビクッと硬直していた小さな体。

 

「大丈夫だよ…」と、少しずつ少しずつゆっくりゆっくり

体を包み込むように撫でてあげると、固まっていた体が緩み
お腹を出してくれるようになりました。

 

グレースは人に撫でてもらう経験が無かったようです。

 

左後ろ脚が無い為、自分の足で掻けない左側を
撫でてあげると、特に気持ちよさそうでした。

 

少しは慣れたかな?と思っても、大きな音がすると
ササッと自分のベッドに隠れて出てこなくなる事もありました。

 

そうなると、また最初からマッサージ…の繰り返し。

 

時間が掛かりながらも、グレースに少しずつ心の変化が現れ

目が合うと嬉しそうに尻尾を振り、手の甲を差し出すと

小さな舌でペロペロと舐めてくれました。


初めは室内に放しても、すぐに自分のベッドに戻っていた臆病なコだったのに

ふと足元を見ると、スタッフが座っている椅子近くで大人しく待っていました。

▲振り向くとグレースが・・・
▲振り向くとグレースが・・・

スタッフが他の犬たちと遊んでいると、後ろで自分の番を待つようにもなったグレース。

 

背中を撫でてもらいたくて、背中を向けてスタッフの前に座るようになったグレース。

 

ヒザに乗せて撫でてあげると、嬉しそうなお顔でちょこんと座っている可愛いグレースに

お陰さまで、優しく素敵な家族に迎えて頂くことになりました。

 

おめでとうグレース。今まで辛かった分、幸せになるんだよ。

 

新しいお家の人にたくさん甘えて可愛がってもらうんだよ。

 

このコは今、新しい名前をもらい優しい家族と幸せに暮らしています。